心の病って、なあに?〜100名の皆さんと考えた大切な時間〜

2025年5月10日(日)、交野市立保健福祉総合センター(ゆうゆうセンター)にて、交野心の病と共に生きる市民の会「TEAM」様主催の講演会にお招きいただき、「精神科医に聞く 精神障がいのこと〜心の病ってなあに?〜」と題した講演を行いました。

当日はなんと100名満席。会場に足を運んでくださった皆さんの熱意に、登壇前から胸が熱くなりました。

「寝かさない」ことが目標でした(笑)

講演の冒頭、私はこんなお話をしました。

「今日の目標は、皆さんを一人も寝かさないことです。
そして、何か一つでもお土産を持って帰っていただけたら。
元気になって帰っていただけたら、それが一番です。」

おかげさまで、誰一人眠ることなく(笑)、会場全体で一緒に考え、語り合うことができました。皆さんの真剣なまなざしが、私にとっても大きな励みになりました。

講演の内容

今回は大きく3つのテーマでお話ししました。

① 精神障がいとは何か
「精神障がい」という言葉に対して、漠然とした怖さや距離感を感じている方も少なくありません。しかし、心の病は誰にでも起こりうるものです。まず正しく知ることが、理解と支援の第一歩になります。

② 統合失調症について
症状や経過、日常生活での関わり方など、専門的な内容をできるだけわかりやすくお伝えしました。当事者の方もご家族の方も、「知らなかった」が「知ってよかった」に変わる瞬間を大切にしたいと思っています。

③ 発達障害について
近年、社会的な認知が広まってきた発達障害。子どもだけでなく、大人の発達障害についても触れながら、その特性や支援の考え方をお話ししました。

④ 話し方・接し方
知識だけでなく、実際に「どう関わればいいのか」という具体的なヒントをお伝えしました。支える側が疲れてしまわないように、上手に距離を保ちながら寄り添う方法を一緒に考えました。

地域の中で、共に生きる

主催の市民の会「TEAM」さんは、精神障がいのある方への理解を深め、共に住みよい地域社会を築くために活動されている素晴らしい団体です。このような場にお声がけいただいたことを、心から嬉しく思います。

私はまだ開業前ではありますが、こうした地域での活動を通じて、精神科医療をより身近に感じていただける場を、これからも積極的につくっていきたいと思っています。

ご参加いただいた100名の皆さん、主催の「TEAM」の皆さん、後援の交野市社会福祉協議会・社会福祉法人心生会の皆さん、本当にありがとうございました。

いけだメンタルクリニック
院長 池田 俊一郎

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心の病って、なあに?〜100名の皆さんと考えた大切な時間〜” に対して2件のコメントがあります。

  1. ひまわり より:

    ご講演お疲れ様です!すごいですね!
    先生の目指す地域医療が整い安心しています。
    さて2022年picu 小児集中治療室を見ていました。病気の子供と共に生きるお医者さんの物語です。主題歌、中島みゆきの「倶(とも)に」がまるで先生の様に刺さりました。
    話し変わりますが、何カ所の(笑)が気になっているのは私だけでしょうか?笑

    1. ikedashunichiro より:

      いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます。

      ご紹介いただいた中島みゆきさんの「倶(とも)に」の歌詞、今の自分の心境に深く刺さりました。素晴らしい曲を教えていただき感謝いたします。

      また、「(笑)」の多さについても……鋭いご指摘ですね(笑)。
      無意識の癖が出てしまっていたようです。お恥ずかしい限りですが、どうぞ温かく見守っていただければ幸いです。

      これからも地域医療に貢献できるよう精進してまいります。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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